家が新しく建てられない?「再建築不可」の物件とは?
物件サイトを見ていると相場よりかなり安い物件を見ることがありますよね。
例えば、「心理的瑕疵あり」と記載されている過去に部屋で事件、事故があった物件が該当します。
その他、「再建築不可」と書いてある物件を見たことは無いでしょうか。
再建築不可とは?
いくつかこれに該当するケースがあるのですが建築基準法42条2項の接道義務が最も多いケースなのではないでしょうか。
建築基準法42条2項では都市計画区域に該当する地域の場合、敷地に面する道路が4m以上の幅があることが条件になっています。
4m以上無いと火災時の消火活動に支障が出るなど色々問題があるのでこのような法律があるようです。
なお、全く再建築が出来ないかというと、建築基準法43条第1項但し書きというものがあり、自治体と協議の結果再建築が認められる場合もあります。
詳細や事例は以下をご覧ください。
建築基準法第43条第1項ただし書の取り扱い | 東京都都市整備局
火災で全焼したらどうなるか?
安く購入できてリノベーションで生まれ変わらせる事ができるのでおトクなように思いますが、リスクもあります。
再建築不可の物件の場合、全焼してしまうと再建築することが出来ません。
自宅が火災で全焼してしまうという事はほぼ無いことではありますがそのようなリスクを抱えつつ何十年も生活するのはなかなか勇気が要りますよね。
再建築不可の土地を利用した面白い取り組み
再建築不可の土地は安く調達出来るので利用できる方法があるのであればかなりおトクです。
このニュースではバイク用の駐車場用地として利用する面白い取り組みを紹介しています。
バイクであればそれほどスペースを必要としませんしね。
リスクを考えて購入を
上記のように再建築不可物件は火災時に家を失ってしまうリスクを伴います。
家を失った上に、土地も安く買い叩かれて次の生活に支障が出てしまう・・・。なんて事のないようによく考えて購入しましょう。
自宅マンションがある日違法建築になる?
衝撃のニュースがヤフーニュースに上がっていました。
ある日自宅マンションが違法建築になってしまうというトラブルです。
headlines.yahoo.co.jp
このマンションは所有者から建物部分の1700平米を定期借地契約により土地を借用していたものではありますが、駐車場部の1300平米を合わせた土地を一括で不動産会社が取得しており、定期借地契約だから起きたトラブルかどうかは定かではありませんが、定期借地契約であったため相場より安い価格で居住者は購入していたでしょう。
安いのには理由がある
不動産は価格の相場がある程度決まっているので、相場よりよほど安い物件はやはり安いなりの理由が隠れています。
それは心理的瑕疵であったり、任意売却であったり様々だと思います。
価格は安いに越したことはありませんが、安すぎるのも問題を招きます。
理由について不動産屋にしっかり確認しましょう。
理由を隠そうとする不動産屋は不誠実な業者です。別の業者に乗り換えましょう。
仲介を通さない新築物件の場合はどうすればいいか?ですが、簡単です。
近隣のライバル業者に確認すれば良いのです。マンションであれば近隣の売り出し中の物件に見学にいって「●●も気になっているのですが・・・」という事を伝えると、自社物件に比べて悪いところを教えてくれるはずです。
情報は足で集める
上記のような訳あり情報だけでなく、おトクな物件は店舗にあつまります。ネットに出てきません。
不動産屋は専任媒介契約を結んでから7日以内にREINSへ登録する必要がありますが、逆に7日以内に売れる場合は登録の必要はなくネットや広告に出る前に売れてしまうのです。
住みたい地域が決まっているならやはり現地に出向き情報を集めましょう。
壁紙屋本舗にて輸入壁紙の貼り方教室を開催!
壁紙や床材などを幅広く取り扱われているDIYに欠かせないお店。
壁紙屋本舗にて壁紙の貼り方教室が開催されます。
輸入壁紙貼り方教室【滋賀会場】5/20(土)10:30〜/14:00〜 |
リンクは滋賀会場のものですが、全国8箇所で開催されます。
その他の会場はこちらからどうぞ
壁紙屋本舗:5/20 輸入壁紙の貼り方教室開催会場一覧
私も過去、壁紙屋本舗さん主催のワークショップに参加しました。
その時はURの団地で漆喰を塗る教室でした。
中々いきなり壁紙を買ってさあ貼るぞ!というのも難しいと思いますので、こういった教室に参加してわからないところを教えてもらうのも良いのでは無いでしょうか。
賃貸でも気軽にDIYできるアイテム
賃貸マンションでも簡単に剥がせる壁紙用の接着剤などもありますので気軽にDIYを楽しめますが、こういった目隠しにまず壁紙を張ってみるのも良いですね。
木製パーテーション高さ150cm 3連タイプ(間仕切り、ついたて、目隠し、仕切り壁に) (送料無料キャンペーン対象外) 【あす楽対応】 |
オープンハウスに行ってみる
ご近所を歩いていると、「オープンハウス実施中!」といった不動産広告の看板を見たことはないでしょうか?
オープンハウスとは
オープンハウスは今すぐにでも飛び込みで見学することが出来る物件なんです。
オートロック対応のマンションなどだと管理事務所に「XXX号室のオープンハウスを見に来たんですけど」といった連絡をする必要がありますが、そうでなければ直接部屋に伺ってOK。
常駐の不動産屋さんがおり、物件の紹介をしてくれます。
雑誌では見たもののリフォームやリノベーションのイメージが良くわからないといった方はぜひ行ってみましょう。
いきなり不動産屋さんに行くのは勇気がいるという方にもオススメです。
その場でどういう物件を探しているかを不動産屋さんに相談することもできます。
見てみないとわからないこと
リフォームやリノベーションをして一新しました!と言っても、マンションの場合だと共有部などは勝手に変えられないので中古感が拭えないところもあります。
実際どこかというと以下のようなところです。
バルコニー
バルコニーは共有部なのでリノベーションは出来ません。(管理組合が許可を出せば出来るところもあるかも知れません)
古いマンションだと最新のマンションほど幅や奥行きがないところもあります。
窓枠のサッシ
サッシも共有部なので交換出来ません。
マンションによっては大規模修繕でペアガラスサッシに変わっているところもあります。
スムーズに開閉が出来るかなど確認しましょう。
我が家では、サッシの交換は行われていなかったので、インプラスという内窓を取り付け古いサッシが見えにくいように工夫しました。
内窓をつけた効果もあり、冬でも外と比べるとかなり暖かいです。
「見てみないとわからないこと」については、オープンハウスでなく、不動産屋さんの紹介で物件を回る際にも特にリフォーム済み物件を見るときには注意して見ましょう。
不動産会社に訪問してみる
ネットで情報を集めるのも良いのですが、思い切って不動産屋さんに行ってみましょう。
当然の事ながら不動産屋さんは物件紹介のプロです。ネットで集めるよりも簡単に知識を得ることが出来ます。
不動産屋選び
皆さん不動産屋さんというとどこを思い浮かべるでしょうか?
知名度の高いCMで良く見る会社でしょうか?
不動産屋を大きく分けるとこんな分類になるかと思います。
- チェーン展開している有名不動産店
- 地元密着型の街の不動産屋さん
扱う物件については今ではREINSがあるお陰でそんなに違いはありません。
正直、営業さんとの相性の方が大切だと思います。
REINSの仕組みについてはこちらで解説されています。
www.homes.co.jp
数店舗巡って見ること
不動産屋さんを訪問するとすぐさま物件を売りつけられるという事はありません。
むしろそういう不動産屋さんに行ってしまった場合、すぐに退店しましょう。
数店舗巡って相性の良さそうな営業さんを見つけましょう。
手数料などの優遇がありどうしてもそこで仲介してもらいたい場合は、事務所に電話して担当営業を変えて貰う事も検討しましょう。
REINSに載らない物件
数店舗行った方が良い理由は営業さんの相性もあるのですが、REINSの仕組みにもあります。
まずREINSに乗らない物件として一般媒介契約の物件が挙げられますし、専任媒介契約の場合においても1週間程度は登録することが義務付けられています。
本当にお値打ちな物件は1週間もあれば話が入ってしまいます。
なので、複数店舗訪問してみましょう。
本当に購入したい意志が営業さんに伝われば営業さんも動いてくれます。
ご自宅のポストで見たことは無いでしょうか?
「このマンションを○○万円の予算で探されている方が居ます」
というチラシです。
このチラシは不動産屋さんが物件を紹介して欲しい時に入れています。
私も欲しいマンション名を名指しして紹介をしてもらいました。
ということで、まずは不動産屋さんに行ってみましょう。
ぜひこの3タイプ巡って見てください。
- CMで良く見る大手の不動産屋さん
- 関西を中心に営業をしている中規模の不動産屋さん
- 地元密着の不動産屋さん
順番は大きい順で良いと思います。特に地元密着の不動産屋さんは入りにくいところもありますので、中規模の不動産屋さんを回ったところで満足していれば行く必要は無いでしょう。
またリノベーション前提の場合、不動産屋の他、リフォーム業者も同様に選ばなければなりません・・・。
多くても3つに絞って行ってみましょう。